深川市教委　ＧＩＧＡスクール推進へ　スクールサポーター配置　通信環境整備工事を推進

（市町村 2020-09-10付）

　【岩見沢発】深川市教委は、ＧＩＧＡスクールサポーターを配置した。市教委と市内小・中学校８校のＩＣＴ活用を支援。ＧＩＧＡスクール構想の実現に向け、タブレット端末整備、情報通信ネットワーク環境施設整備工事も進め、ＩＣＴ活用の充実を図る。

　事業は、文部科学省の掲げるＧＩＧＡスクール構想の実現に向けて、児童生徒１人１台端末の円滑な導入およびこれらの端末を含む学校現場におけるＩＣＴを活用した授業の展開に対して、ＧＩＧＡスクールサポーターを配置し学校現場を支援するもの。

　ＧＩＧＡスクールサポーター委託業務については、８月７日に公募型プロポーザルを公告。８月２８日の審査委員会で㈱ＨＡＲＰを選定し、９月２日に契約を締結した。

　市教委と深川小学校、一已小学校、北新小学校、納内小学校、音江小学校、多度志小学校、深川中学校、一已中学校の８校（児童生徒１０７４人、教職員１２８人）のＩＣＴを活用した教育活動の充実に向け、指定された最低１人のサポーターが支援する。

　具体的には、市内小・中学校における現在のＩＣＴ活用状況・学習用端末導入後のＩＣＴ活用に向けたニーズを調査し報告する。また、学習用端末導入後のＩＣＴ活用について提言し、実現に向けた運用マニュアル作成および教職員への集合研修を行う。

　このほか、端末導入時の初回起動・動作確認作業の支援、児童生徒の家庭学習に関する環境整備等の提案、市立学校教育用コンピュータ推進委員会への参加、教職員からのＩＣＴ活用に関する相談対応、ＩＣＴの導入・活用についての市教委への助言を行う。委託期間は来年３月２６日まで。

　タブレット端末は、８月２１日にＧＩＧＡスクール端末等の一般競争入札を公告。９月９日に開札し、契約を進める。小学６年生、中学３年生、教職員を優先に来年１月末までに整備する。このほかの学年には、来年２月末までに整備する。

　Ｗｉ―Ｆｉ環境などを整備する市立小中学校情報通信ネットワーク環境施設整備工事は、２日の入札で不調となった。

　再入札を予定しており、ＧＩＧＡスクール構想の実現に向けて取組の充実を図る。

(市町村 2020-09-10付)