ロイロノート・スクール研修会　活用方法　体験的に学ぶ　仁木町教委　４小中に配信

（市町村 2020-09-10付）

仁木中など４会場に配信

　【小樽発】仁木町教委は４日、ロイロノート・スクール研修会を初めて開いた。㈱ＬｏｉＬｏ（ロイロ）社員が講師を務め、横浜市内の本社から仁木小学校、仁木中学校、銀山小学校、銀山中学校へ配信。計５０人が参加し、クラウド型授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」の活用方法について体験的に学んだ。

　仁木町教委ではＧＩＧＡスクール構想の実現に向け、本年度、町内全校の高速ＬＡＮを整備し、９月中には児童生徒一人ひとりにタブレット端末を配置。ロイロノート・スクールを導入することとした。今回、町内４校をネットでつなぎ、教職員に活用方法について説明する研修会を初開催した。

　仁木中では岩井秋男教育長を含め１５人が参加。実際にタブレット端末を使いながら、ロイロノート・スクールの活用方法を学んだ。

　アプリの主な機能は、①資料の配布・回収②スライド作成③デジタルシンキングツール―の３点。講師が資料を参加者のタブレット端末の画面に表示し、課題を送付。参加者は回答を作成し、講師に提出した。

　提出された回答を選んで比較できること、添削の書き込みができることを確認した。さらに、俳句を音読した録音データ、写真、動画などを作成し、提出できることも体験した。

　岩井教育長は「教育委員会として導入から教職員の活用まで責任をもって取り組みたい。教科を問わず様々な授業で使える汎用性があり、各校の授業改善につなげてほしい」と期待。

　仁木中の齋藤啓代校長は「このアプリは主体的・対話的で深い学びを展開するために有効。課題配信だけではなく、生徒のグループ学習の考察をまとめたり、クラウド保存した資料を見て自宅で学習したりすることもできる」と話した。

(市町村 2020-09-10付)