市内認可保育所等対象に札幌市　最大１００万円を補助　感染症対策品の購入支援

（コロナウイルス関連 2020-09-28付）

　札幌市子ども未来局は、一時預かり事業と延長保育事業を実施している市内認可保育所等に対し、１施設最大で１００万円を補助する見通しだ。ことし４月から来年３月までに購入したマスクなどの感染症対策にかかる備品の購入費を支援する。今後、市内認可保育所等へ感染症対策費にかかる申請書を配布。交付決定は来年度としている。

　国は、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた第２次補正予算において、児童福祉施設等における新型コロナウイルス感染拡大防止対策にかかる支援費など４５２億円を計上。

　うち、内閣府の子ども子育て交付金事業と厚生労働省の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金事業では、認可保育所における延長保育などを行う施設に対して、マスクや空気清浄機の購入費など、新型コロナウイルス感染症対策に要する補助費を支援することを決定。延長保育事業および一時預かり事業を実施している認可保育所等に対し、１事業実施に当たり５０万円を上限に支援することを示した。

　市内で一時預かり事業と延長保育事業を実施している認可保育所等は５７０施設で計９２４事業。一時預かり事業と延長保育事業の両方を実施している場合、最大１００万円の補助金が新たに追加されることから、市は概算で児童福祉施設等感染症対策費９億２４００万円を第３回定例市議会に提出した補正予算案に計上。成立次第、認可保育所等へ感染症対策費にかかる申請書を配布する予定。

　申請書は認可保育所等が、ことし４月から来年３月までの感染症対策費を記入し、集計後、市が国へ提出。来年度以降に交付が決まる予定。

(コロナウイルス関連 2020-09-28付)