札幌市教委　コロナ禍の家庭教育支援　ホームページ更新へ　動画等で分かりやすく

（コロナウイルス関連 2020-09-25付）

　札幌市教委は、家庭教育について発信するホームページ「さっぽろ家庭教育ナビ」について、本年度中にも更新する予定だ。家庭教育の動画の作成など新たなコンテンツを追加。子育て世代の親などをターゲットに家庭教育に役立つ情報をより気軽に発信する。

　市は、家庭教育の普及に向けて、昭和３９年度から「家庭教育学級」、平成２３年度から「親育ち応援団事業」を実施してきた。

　一方で、核家族化の進行や共働き世帯の増加など、家庭環境が多様化。仕事や子育てのため時間に余裕がなく、家庭教育に関する学習機会を十分に確保することが困難な親も多いことから、市教委は３０年度にウェブサイト「さっぽろ家庭教育ナビ」を開設。インターネットを通じて家庭教育について考える機会を提供してきた。

　しかし、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で親育ち応援団事業に関する講演会・講座の開催を見合わせていることを踏まえ、ホームページを通じた家庭教育にかかる学習機会を提供することとした。

　具体的には、家庭教育の実践的な知識・技術を学習できる講座の動画配信や、家庭における具体的な事例を分かりやすく示した漫画の作成などを検討する。

　また、ＳＮＳを活用したＰＲを実施するなど、サイトの魅力を高めることで子育て世代の親などをターゲットに、より多くの市民へ家庭教育についての知名度・認知度の向上を図るとともに、家庭教育の重要性を発信していくことを目指す。

　ホームページは本年度中に更新する予定。

(コロナウイルス関連 2020-09-25付)