札幌市厚別北小５年生宿泊学習　１０月２・３日に実施へ　感染症対策に万全期し

（コロナウイルス関連 2020-09-25付）

　札幌市立厚別北小学校（鷲足和枝校長）は、６月に予定していた本年度５年生宿泊学習の日程を１０月２・３日に変更して実施する。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から変更したもの。実施に当たっては、移動時や見学研修地、校内宿泊に関する様々な感染症対策を講じる。

　市教委はことし６月、通知「教育課程再編成のガイドライン」を発出。例年、５年生を対象に通年で実施している市立小学校の宿泊的行事にかかわって、６月と７月の実施を見合わせるよう求め、各校は８月以降の日程に調整した。

　厚別北小では、６月に札幌市青少年山の家で実施を予定していた宿泊学習を校内宿泊に変更。日程を１０月２・３日に変更し、山の家での開催も見合わせた。

　初日は学校で出発式を行い、藻岩山で登山。自然の厳しさ、素晴らしさを体感し、普段は見られない動植物に出会い自然を満喫するとともに、登山の厳しさと登り切った達成感を味わい、互いの頑張りを喜び合う。なお、雨天時にはおたる水族館を訪問する。

　下山後、江別市の北のたまゆらで入浴。帰校し夕食後、野外活動としてグラウンドでキャンプファイヤー、校舎内、校舎周辺でナイトハイクを行い、ルールやマナーを守って校内宿泊する。

　感染症対策としては、車内での密室を避けるため、バスを３台から４台に増台。バス内においてはマスクを着用する、隣同士の会話は大声を出さないなどのルールを徹底する。

　また、窓を開けての自然換気よりも、外気導入の機器換気の方が効率的であるというバス会社の検証結果に基づき、常時、強制換気。バス内でレクリエーションを行う場合は、大声を出さない内容にするなどの工夫を施す。

　このほか、登山時の熱中症防止のため、十分な間隔をとった上で適時、マスクを外し活動するよう指導する、就寝時の間隔を２㍍以上確保するなど、見学研修地や校内宿泊に関する様々な感染症対策を講じる。

(コロナウイルス関連 2020-09-25付)