９月末時点で７４２人申請 札幌市教委の高校等生徒通学費助成

（札幌市 2020-10-12付）

札幌市教委の高校等生徒通学交通費助成事業における、本年度申請者数が９月末で７４２人となった。石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち月１万３０００円を超える額の半分を助成。来年４月ころに助成金を支給する。

　事業は、石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、基準額を超える額の半分を助成するもの。

　市内の高校生が公共交通機関を使って石狩管内の高校に通学する場合、特に南区に住む高校生の通学距離が長く、交通費の負担が大きくなっている。

　これを受け、市教委は将来を担う人材育成のほか、子育て支援を行うため、平成２９年度に事業着手。３０年度から石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の半分を助成している。

　市は４月からホームページで申請受付を開始。９月末現在での申請者数は前年同期の６５１人を超える７４２人となった。

　冬季は公共交通機関を利用する生徒が増えることから、市はホームページやコールセンターで事業対象生徒を随時募集している。

　市教委は「遠距離通学など、学校選択の幅を広げられる事業なので対象者には積極的に活用してほしい」としている。

(札幌市 2020-10-12付)