思いやりある行動を　コロナ差別・偏見防止で知事

（コロナウイルス関連 2020-10-20付）

　鈴木直道道知事は１６日、新型コロナウイルス感染症に関連した差別・偏見等の防止についてメッセージを発表した。「正しい情報のもと、理解を深め、冷静に思いやりのある行動をしてほしい」と、あらためて道民に呼びかけた。

　メッセージは６月にも発表しており、今回で２回目。

　鈴木知事のメッセージは、新型コロナウイルス感染症に関連した差別・偏見等の防止を図る観点から、それに対応する正しい理解の促進を図るため、「正しく理解し、思いやりある行動を」と題して発表した。

　内容をみると、新型コロナウイルス感染症への対応が長期化する中、感染した家族や医療・介護従事者などの中には、偏見や差別、誹謗中傷やいじめなどを受け、心を痛め、傷つき、悲しんでいる実情があることを明かし、「差別やいじめなどの心ない行為は、決してあってはならず、許されるものではない」と強調している。

　また、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、不安をもっている人が多いことから、基本的な感染防止対策を講じて行動することで十分に感染リスクを避けることができることもあらためて周知した。

　その上で、「不確かな情報に惑わされ、差別やいじめなど人権侵害につなるような行動をとることのないよう、正しい情報のもと、理解を深め、冷静に思いやりのある行動をしてほしい」と呼びかけた。

(コロナウイルス関連 2020-10-20付)