側溝清掃と樹木せん定　札幌市豊平小で地元建設業者

（札幌市 2020-10-26付）

子どもたちの安全確保に努めた

　札幌市立豊平小学校（田口拓也校長）のグラウンドで２０日、市内の丸彦渡辺建設㈱（藤城英樹社長）が側溝清掃と樹木せん定作業を実施した。約３０人が参加し、教育環境の改善に汗を流した。

　丸彦渡辺建設は毎年、地域貢献活動に積極的に取り組んでいる。本社近くにある豊平小に対しては、数年おきにグラウンドの側溝清掃を行っているほか、適切な維持管理を通じて排水機能の確保に努めてきた。

　今回、実施した側溝清掃は２年ぶり４回目。グラウンド脇に約１００㍍にわたって設置された側溝には、土砂等が堆積。排水機能が著しく低下していた。

　活動には社員と協力会社職員が参加。側溝のふたをすべて外し、スコップですきとるように丹念に土砂等を取り除いた。また、高圧ポンプを持ち込み、細かい土砂も水圧で流し、壊れかけたふたも新しいものに交換した。

　さらに、校地内の樹木のせん定作業も実施。正門近くの松の木には毎年、カラスが営巣することを聞き、高所作業車で丹念に枝を払い、子どもたちの安全確保に努めた。

　田口校長は「職員だけでは手が届かないところもあるので、感謝している。地域の学校として、地域の人に支えられていることをあらためて感じている」と話していた。

(札幌市 2020-10-26付)