一時保護施設設置など 秋元札幌市長 ３年度予算で方向性（札幌市 2020-10-27付）
秋元克広札幌市長は２３日の定例記者会見で、第２児童相談所開設までの期間における子どもの一時保護施設の設置のほか、来年度の予算編成に関する方向性を示した。感染症対策や電子自治体の推進など一部財源を削減することで約１００億円の財源を確保するとの見解を示した。
現在、児童虐待における一時保護の子どもの人数が増加傾向にあることについて、秋元市長は第２児童相談所開設までの期間における子どもの一時保護の暫定的な施設の確保が必要とし、児童相談所体制強化のほか、暫定的な一時保護施設の設置に向けた検討を進めていくとした。
来年度の予算編成方針については、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う、市税収入の減収などによって「経済的な影響は大きい」と強調。
新型コロナウイルス感染症対策として、新たな経済対策の必要性やＩＣＴを行政のあらゆる分野に活用する電子自治体なども進めていかなければならないとし、約１００億円規模の財源が必要と述べた。
財源確保に向けては、支出のバランスが重要とし、一部の財源を削減するなどの対策を図るとした。
(札幌市 2020-10-27付)
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