幕別町糠内学園 ＩＣＴ研修　アプリ等の使用法学ぶ　米国大学講師と結び講義

（学校 2020-10-28付）

オンライン授業に関し知識を深めた

　【帯広発】幕別町立糠内中学校（田中幹也校長）、糠内小学校（能代雅彦校長）、明倫小学校（河井義徳校長）で構成する小中一貫コミュニティ・スクール「糠内学園」は１５日、米国マサチューセッツ州在住の大学講師とウェブ会議システムで接続し、教員オンラインＩＣＴ研修を開いた。糠内小と糠内中を会場に２４人が参加。大学でオンライン授業を行う講師からＩＣＴ機器の使い方やアプリの使用方法、オンライン授業の実際について講義を受け、資質向上に努めた。

　幕別町は平成３１年度から小中一貫コミュニティ・スクールを展開し、町内に５学園を設置。糠内学園は糠内中と同校校区内の糠内小、明倫小で構成する。

　研修は、糠内学園の教職員がオンライン授業を行う際に留意する点や、授業に役立つＩＣＴやアプリ、ツールについて理解を深めるために行われた。

　ウェブ会議システムで、ボストンカレッジ講師の上村理恵さんと接続し、研修に取り組んだ。

　はじめに、糠内中の田中校長があいさつ。実りある研修となるよう求めた。

　上村さんは、Ｚｏｏｍでオンライン授業を行うためのスケジュールの設定方法や、接続確認のための反応ボタンの使い方、チャット機能などを説明。

　中でも、チャット機能は授業参加者全員や個人などに分けてメッセージの送信やファイルの共有ができることを示し、「プリントの配布など教室で行っていた必要なことができる重要な機能」と紹介した。

　生徒同士のチャットによる私語を防ぐことは実質的に難しいとしながら、「個人間のチャットは記録が残るので、授業の始めにチャットのログをチェックしていることを伝えると、無用な私語を防げるかもしれない」と説明した。

　このあと、参加者同士で書き込みができるホワイトボード機能を使った交流活動や、米国のオンライン授業の様子などを伝えた。

(学校 2020-10-28付)