２３年の歴史振り返る　函館市戸井西小の閉校式　児童が学校の歩みをスライドで紹介した

（学校 2020-11-19付）

　【函館発】函館市立戸井西小学校（藤森祐子校長）の閉校式が、１４日に同校で行われた。全校児童のほか、来賓や保護者など約９０人が出席。２３年間の歴史を回顧するとともに、学び舎との別れを惜しんだ。

　同校は平成１０年開校。これまで３１０人の卒業生を輩出している。来年度からは、同校を含めた近隣の小・中学校４校が統合し、函館市内初の義務教育学校「戸井学園」として新たなスタートを切る。

　開会に伴い、藤森校長が式辞。「近隣の幼稚園や地域住民との交流などを通して、地域との協同活動などで、心の育成を図ってきた」と強調。その上で、これまで学校の活動に協力してきた地域に感謝を伝え、「これまでの活動・取組は、義務教育学校に引き継がれていく」と呼びかけ、新しい学校で学ぶ児童の成長に期待を寄せた。

　教育長あいさつと来賓あいさつに続き、閉校事業実行委員会の大束幸弘会長が登壇。「来年から新しい仲間との学校生活が始まる。競い合いながらたくましく育ってほしい」と述べた。

　このあと、学校の歴史をたどるスライドに合わせて、児童が当時の取組や活動の様子を紹介。２３年間の歴史を振り返ったあと、これまでの活動を支えてきた校舎に全員で「ありがとう」と謝意を伝えた。

　最後に、校歌斉唱。会場全体に美しい歌声を響かせた。

(学校 2020-11-19付)