地域を支える役割理解　稚内大谷高で建設業団体出前講座

（学校 2020-11-19付）

暮らしを守る建設業の魅力について理解を深めた

　【稚内発】稚内大谷高校（中尾忠校長）未来創生コースの２年生７０人が１０月下旬、宗谷管内の建設業者若手経営者らで構成する宗谷建設青年会（田中太一会長）の出前講座を受講した。建設業が果たす役割や魅力について理解を深めた。

　出前講座は、高校生に建設業の魅力などについて理解してもらおうと、平成２７年度から開催。この日、宗谷建設青年会から企画・情報委員会の藤田拓憲委員長ら４人が来校した。

　講座では、浜頓別町の丹羽建設㈱の丹羽利喜雄取締役工務部長が講師を務め、「建設業って、なに？」と題して講話。ＤＶＤ「建設業のすべて」を教材に、土木・建築工事に携わる道内建設業者の姿を紹介し、地域の暮らしを支える建設業のやりがいや魅力などを伝えた。　

　また、ことし８月の大雨によって稚内市内で河川が氾濫し国道４０号線が冠水した様子や、土砂崩れが発生した国道２３８号では、いち早く駆け付け、災害復旧に取り組んだことを伝え、「建設業は宗谷の暮らしをつくり、守り、安心を支える大切な仕事」と強調した。

　近年の就労環境について、週休２日制を推進していることや他業種と比べ賃金が高い水準であることを説明。まとめとして、「建設業は、仲間と一つのものをつくる仕事。それが誰かの支えになり、とてもやりがいのある仕事」と伝えた。

　最後に、ドローンを使用し、参加者全員で集合写真を撮った。

(学校 2020-11-19付)