北見工業高が建設基礎講話　やりがいなど紹介　地元業界団体会員招き

（学校 2020-11-17付）

建設科１年生を対象に講話と実習を行った

　【網走発】北見工業高校（斉藤穣校長）の建設科１年生３２人は１３日、建設基礎講話を聴講した。オホーツク二建会のメンバーが建設業について説明。「社会における縁の下の力持ち。大変だが、やりがいのある仕事」などと魅力を紹介した。

　この取組は、建設科１年生が対象で、建設現場の実践的な講話を通して、２年次以降のコース・進路選択の一助にすることが目的。建設業の若手経営者らで組織するオホーツク二建会のメンバー１２人が来校した。

　オホーツク二建会の中村圭会長があいさつ。同会の活動内容などを説明するとともに、「皆さんの先輩たちも我々と働いている。建設業界で出会えることを楽しみにしている」とし、建設業界への関心が一層高まることに期待を寄せた。

　このあと、久保毅剛事業副委員長と水元曜委員による講話と、坂本智一副会長の進行でチームワークと創造力を養う実習「マシュマロチャレンジ」を実施した。

　「建設業（土木と建築）」について講話した久保副委員長は「建設業は人間社会の土台をつくり、人々の人生を支え続けている」と強調した。土木と建築の違いについて「土木は“社会における縁の下の力持ち”と自負できる」「建築は人々への貢献を実感として感じることができる」とし、「土木も建築も人間社会の根底をつくっていることは間違いない」と説明。また、「施工管理者は現場を束ねるリーダー。大変だがとてもやりがいがある」とし「ぜひ目指してほしい」と呼びかけた。

　「働くということ」にも言及。「“人の役に立つために”というマインドが大事。内発的勤労意欲が芽生え、仕事の取り組み方が向上する」とした上で、「土木、建築どちらの道でも将来、皆さんが人の役に立つ喜びを大きく感じ、その喜びが働く一番の目的となったら、それは最高に素晴らしいこと」などと助言した。

　生徒たちは、来春に迫ったコース選択に生かそうと、真剣な表情で講話に耳を傾けていた。

(学校 2020-11-17付)