釧路工高電子機械科２年生　溶接作業のイロハ学ぶ　釧路製作所の熟練工ら指導

（学校 2020-11-17付）

プロの溶接作業を見守る生徒たち

　【釧路発】釧路工業高校（金谷秀幸校長）の電子機械科２年生は、鋼構造物の製作・施工などを手がける釧路市内の㈱釧路製作所からアーク溶接技術の指導を受けている。生徒は、豊富な経験に裏打ちされた熟練工の技術を間近に見学するとともに、溶接作業の要点などを学んだ。

　釧路製作所は、数年前から溶接甲子園に出場する釧路工業高生徒などに対し、技術指導を行っている。

　同校は、一部の生徒たちのみに限らず、電子機械科の生徒全員に広く指導してもらおうと相談したところ、同社が快諾。２年生７２人を対象に、１０月２１日から来年２月ごろまで、Ａ・Ｂ組全８班を１週ごとに１班ずつ指導することとなった。

　１１日に行われた技術指導では、同社の長澤幸喜製作グループ長と４０年以上の実績を持つ熟練工の大瀧邦夫さんが１時間目から４時間目にかけて実習を行った。

　生徒は、ごみステーションを各班で２台ずつ製作する実習科目を控えており、技術指導では製作に必要な作業要素を網羅した練習課題に取り組んだ。

　溶接作業の説明をしたあと、大瀧さんが実演。生徒一人ひとりの練習作業に対し、プロ視点から助言を行った。

　次週以降の課題製作に向け、生徒は真剣な面持ちで作業に取り組んでいた。

(学校 2020-11-17付)