正確な情報提供等要請　文科省　新型コロナ対策で大学等関係者に通知

（コロナウイルス関連 2020-11-25付）

　文部科学省は１９日、各大学等の関係者に対し、緊急提言を踏まえた大学等における新型コロナウイルス感染症対策の徹底についてあらためて周知した。在学する学生の課外活動等でクラスター事案が発生していることから、学生一人ひとりに連絡が確実に行きわたるよう一層の対策強化を呼びかけている。

　第１４回新型コロナウイルス感染症対策分科会が９日に開催され、最近の感染状況を踏まえ、より一層の対策強化について緊急提言をまとめた。

　緊急提言の中で、一部の外国人コミュニティーや大学生の飲み会、寮生活、課外活動など、若年層におけるクラスターが発生している事例が取り上げられ、それぞれのクラスターの特徴に応じて効果的かつ効率的な対策を行うことや、自治体と大学等とが連携して情報発信の強化に取り組むよう示されている。

　今回の周知は、緊急提言を踏まえ、あらためて各大学等において留意してほしい事項を整理したもの。

　内容をみると、在籍する学生等に対して、夜間を含め３密を避けることを徹底し、感染拡大のリスクを高める行動によって感染を拡大させることのないよう、あらためて正確な情報提供と適切な注意喚起を行っていく。

　その際、学生など一人ひとりに確実に連絡が行きわたる手段を確保するよう呼びかけている。

　外国人留学生への対応については、母国語や、多言語・やさしい日本語による情報発信・周知徹底に努めるよう求めている。

(コロナウイルス関連 2020-11-25付)