【解説】大学共通テスト受験の注意点

（コロナウイルス関連 2020-11-25付）

　大学入試センターは２０日、令和３年度大学入学者選抜にかかる大学入学共通テストの受験上の注意をホームページ上で発表した。新型コロナウイルス感染症の予防対策として、体調が万全ではない場合は、無理して受験せず、追試験受験の申請を呼びかけているほか、持参したマスクを正しく着用して受験者同士の会話や交流を控えることなどを盛り込んだ。

　本年度の試験は、３年１月１６日と１７日。新型コロナウイルスの影響に伴う学習遅れのため、当該試験日程で受験が適切だと学校長に認められた人は３０日と３１日に受けることも可能となる。

　コロナウイルス感染症の予防対策として、試験当日、発熱・咳等の症状があるなど、体調が万全ではない場合、無理して受験せず、追試験受験を申し出るよう呼びかけている。

　試験会場では、常に持参したマスクの正しい装着を義務付け、フェイスシールドやマウスシールドの着用のみでは受験できない。手指消毒や３密回避などを行うとし、休憩時間や昼食時は他の受験者との会話、交流、接触を極力避けることを盛り込んだ。

　出題教科・科目では、受験科目が複数ある地理歴史・公民と理科②について、２科目まで受験できる。このため、「２科目受験する」と登録した場合、試験当日に１科目のみを受験することはできない。

　また、遅刻者は試験室の入室限度までに入室しないと、後半の第２回答科目を含めて一切の受験ができない。第１回答科目のみを受験し、途中退室をすることもできない。

　受験する教科によっては、類似の名称の科目が同一の問題冊子に編集されているため、解答する科目が掲載されているページを間違えないよう確認することを呼びかけている。

(コロナウイルス関連 2020-11-25付)