研究大会をウェブ開催　北数教小学部会 授業実践募集　コロナ禍でも歩み止めない

（コロナウイルス関連 2020-11-19付）

　コロナ禍においても授業改善の歩みを止めない、コロナ禍の今だから全道の仲間とつながる場を―。道算数数学教育会（＝北数教、相馬一彦会長）小学校部会は、本年度の研究大会について、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からウェブで開催する。「自ら働きかける力をはぐくむ授業実践」など３つの視点を踏まえて作成された授業実践を募集。１２月２０日以降に、寄せられた授業実践について、ウェブ上で感想・意見を交わし、来年１月１５日以降に大会の成果をまとめる。

　北数教は、昭和３３年に創設した算数・数学教育を研究対象とする教育団体。本道の算数・数学教育に関する研究を進め、会員の見識の向上に努めるとともに、算数・数学教育の振興を図ることを目的に活動している。

　本年度開催予定の第７５回札幌大会は、新型コロナウイルスの感染・流行の状況を考慮し中止。多くの人数が一堂に会する研究・研修は当面の間、自粛するとともに、各部会においてウェブ、オンラインなどを活用した情報共有、研究活動を工夫して進めることとしている。

　これを踏まえ、小学校部会（出葉充部会長）では、ウェブでの研究大会の開催を決定。研究主題「未来を拓く力をはぐくむ算数教育～主体的・対話的に学び、数学的な見方・考え方を高める問題解決学習の創造」のもと、ウェブの特性を生かした意見交換を通して、研究のポイントや具体的な手立て等を共有し、日々の授業改善に生かすことをねらった。

　１２月１５日まで、①自ら働きかける力をはぐくむ授業実践②しなやかに考え表す力をはぐくむ授業実践③活用できる知識・技能をはぐくむ授業実践―の３つの視点で作成された指導案等の授業実践を募集。１２月２０日以降、寄せられた授業実践について、ウェブ上で感想・意見を交わし、来年１月１５日以降にウェブ大会の成果をまとめる見通し。

(コロナウイルス関連 2020-11-19付)