附属札幌小の冬季授業研　来年２月５日に１２教科　遠隔で全体会

（札幌市 2020-11-30付）

　道教育大学附属札幌小学校（高久元校長）は、来年２月５日午後零時２０分から同校で本年度冬季授業研究会を開く。研究主題「“学び舎”の再こう（考・構・興）～“Ｉｔ”を紡ぐ学び（いとをつむぐまなび）」のもと、１２教科公開。公開授業後は、ウェブ会議システムＺoomを活用した全体会のほか、研究討議を行う。

　同校の本年度研究主題は「“学び舎”の再こう（考・構・興）」。Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０時代を見据えた未来志向型の学びや、新型コロナウイルスの影響による状況、ＧＩＧＡスクール構想にあるデジタルとのハイブリッドな教育活動、学習指導要領全面実施等にあるこれからの学校教育の在り方を構築する上で、これまでの授業、教育活動、学校を問い直すことを目指している。

　また、学校（学び舎）の在り方がこれまでと大きく変わることを想定した授業や学びを見つめ直すとともに、個別最適化した学習、協働的な学習、クラウドサービスを活用した学習、対面でしか実現できない学習など、喫緊の課題に向き合い、未来に向かう学び舎における教育の在り方を考える。

　副主題には、「“Ｉｔ”を紡ぐ学び（いとをつむぐまなび）」を設定。「学び舎」における深い学びを実現するために、子どもたち一人ひとりが問いに向かい表現する“Ｉｔ”に着目し、それを子ども同士が有機的に結び付け、紡ぎ合い、深く学ぶことで、教科等における資質や能力を育む。

　同校では、これら研究主題のもと、今次の研究を推進。１２月までに全教員による全校研究授業を行い、理論検証することとしている。

　本年度の冬季授業研究会は来年２月５日に開催を予定。１次公開は午後零時４０分、２次公開は午後１時３５分、３次公開は午後２時３０分から実施する。公開授業後には、Ｚoomを活用した全体会のほか、研究討議を行う。

　授業者および公開予定学級はつぎのとおり。

　　　　　＝敬称略＝

▽国語＝中島大輔・４の２

▽社会＝河原秀樹・６の１、樋渡剛志・３の１

▽算数＝園部穂・１の２、瀧ヶ平悠史・２の１、米川颯寿・４の２

▽理科＝髙畠護・４の１、鐙孝裕・５の２

▽音楽＝谷坂俊典・１の１

▽図工＝中村珠世・５の２

▽体育＝河本岳哉・５の１

▽生活＝黒澤英靖・２の２

▽家庭＝海野康之・５の１

▽道徳＝大松浩一・３の２

▽英語＝西本有希・６の２

▽食育＝須合幸司・３の１

(札幌市 2020-11-30付)