札幌市　ＭａＧ活用した授業　まちづくりの在り方は　稲穂小３年生８１人対象

（札幌市 2020-11-27付）

まちづくりビンゴカード

　札幌市市民文化局は２５日、稲穂小学校（菅野光明校長）３年生８１人を対象にまちづくりゲーム「ＭａＧ」を活用した授業を実施した。さっぽろ青少年女性活動協会協力のもと、総合的な学習の時間に札幌のまちづくりを考えさせる授業を展開。素敵なまちづくりの在り方を考えた。

　まちづくりを考えるボードゲームＭａＧは、地域活動の次世代の活動の担い手育成事業の一環として市民文化局が平成２８年度から取組を開始したもの。市内の児童会館やまちづくりセンターなどに貸し出しているほか、小学３・４年生が職業を体験できるイベント「ミニさっぽろ」で活用されている。

　対象は小学生以上で、参加者がそれぞれのまちづくりセンターの所長となり、素敵なまちを目指すようなゲーム内容となっている。

　本年度は新型コロナウイルス感染症の影響によって、対面式のボードゲームは感染リスクが高まる恐れがあることから、授業形式でまちづくりを考えられるよう、ビンゴ形式のゲームとした。

　稲穂小では、さっぽろ青少年女性活動協会や近隣の児童会館の協力のもと、総合的な学習の時間に授業を実施。

　「札幌市内には区がいくつあるか」などまちづくりに関するクイズカード、イベントカード、ノーマルカードなど無作為に１６枚並べたビンゴカードを児童に配布し、指導者が読み上げたカードが児童のカードに含まれていれば丸を付けていく形式で授業を進めた。

　カードにはそれぞれポイント数などが示されており、クイズに正解するとポイントが得られる。清掃活動などの取組カードでは「ピカピカポイント」が付与される。

　指導者がクイズカードを提示した際は、札幌市の区数や人口などについて児童に問いかけた。

　児童は「もうビンゴになった」「ピカピカポイントが一番多いからきれいなまちになった」などと活発に取り組んでいた。

(札幌市 2020-11-27付)