札幌市立中学校の学校司書　各校１人ずつ配置目指す

（札幌市 2020-11-26付）

　札幌市教委は来年度の学校司書配置事業について、市内全中学校に１人ずつの配置を目指している。年明けにも会計年度任用職員を募集。図書館資料を授業で活用できるよう、学校司書が教科に関連する図書の整備のほか、教員への支援などに取り組む。

　市教委は、中学生の読書活動を推進し、読書への興味・関心を向上させるとともに授業における学校図書館の活用を充実させるため、平成２５年度に学校司書配置事業のモデル事業として中央区に学校図書館司書を１人配置。貸し出し冊数や人数が顕著に伸びるなどの成果を上げていた。

　利活用の充実のため、２７年１０月から学校司書配置事業を実施。学校司書を５人配置して活動に取り組んだ。

　２８年度は学校司書を１６人確保し３０校に、２９年度は３４人確保し６０校に、３０年度は４７人を確保し８０校にそれぞれ配置。令和元年度からは学校司書６４人を配置し、兼務の学校司書を含めて９７校で活動している。

　来年度は現在兼務で活動している学校司書の１校１人配置を目指し、年明けころにも会計年度任用職員を募集。学校図書館の活用促進に向け、準備を進めていく考え。

(札幌市 2020-11-26付)