検証状況を随時発信　札幌市教委が通信

（札幌市 2020-12-01付）

　札幌市教委は、市立学校の教職員に対して、国のＧＩＧＡスクール構想に基づく１人１台端末のモデル校における検証状況などを知らせる『ＧＩＧＡスクール通信』を発行している。モデル校の実践内容や新たに整備されるタブレット端末「Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋ」などを紹介。年度末までの市立学校全校１人１台端末整備に向けて随時情報を発信していく。

　通信は、市立学校教職員を対象に国が進めるＧＩＧＡスクール構想に基づき、令和３年４月から市立の小・中学校および特別支援学校に導入する１人１台端末・全市立学校に整備される新たな高速ネットワーク環境について、整備の進ちょくやモデル校での検証の状況、新しい端末の使い方などの情報を発信するもの。これまで、１１月２０日付の第３号まで発行している。

　第１号では、通信の概要やモデル校が今後行う実践内容を報告している。

　第２号では、新たに整備されるタブレット端末として「Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋ」を紹介。すでに整備された家庭貸出用のモバイルルーターのうち、機器管理番号１番のルーターは、本来の使用目的に影響がない範囲で、平常時における学習活動や４月の稼働に向けた教員研修等で利用することが可能であることなどを伝えている。

　第３号では、モデル校・中央中学校の３年生数学「三角形の相似中点連結定理」の実践を紹介している。

　第４号は１２月上旬に発行する予定。モデル校・中央小学校の授業実践を紹介する。

(札幌市 2020-12-01付)