コロナで学級閉鎖等の札幌市立学校　４５校　延べ６５人に　１１月末時点

（札幌市 2020-12-02付）

札幌市立小・中学校、高校等における新型コロナウイルス感染者数（クリックすると拡大表示されます）

　新型コロナウイルス感染症の影響で学級閉鎖などの措置を取った札幌市立学校は、１１月３０日時点で４５校となった。校種別では小学校が最多の２７校、中学校が１５校、高校は３校。児童生徒および教職員の感染者数は延べ６５人となった。中でも１１月には感染者が急増し、３１校で延べ５０人が感染した。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道は１０月２８日、新型コロナウイルス感染症対策会議において、警戒ステージを１から２に引き上げることを決定。これを受け、道教委は文部科学省の衛生管理マニュアルで示す学校の行動基準を１から２に移行した。

　一方、市教委は市立の園・学校においては従前から感染レベル２に該当するものとして対応していることから、引き続きガイドラインを踏まえた教育活動に継続して取り組むよう呼びかけた。

　しかし、感染拡大は収まることなく、１１月１７日には道の新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、札幌市の感染症対策をステージ４相当と認定。市教委は通知「新型コロナウイルス感染症対策の強化について」を発出し、市におけるガイドラインに基づいた感染症対策を再確認するとともに、園・学校、登下校時における感染リスクの徹底を呼びかけた。

　１１月２６日には、道と市の新型コロナウイルス感染症対策会議において集中対策期間の延長を発表。不要不急の外出自粛などを呼びかけた。

　市立学校においても７月から感染者が発生。１１月末時点で４５校において感染者が発生し、児童生徒と教職員の感染者数は延べ６５人となった。

　月別でみると、１１月に感染者数が大きく増加し、小学校で２３人、中学校で２６人、高校で１人の計５０人となった。うち、中学校１校ではクラスター（集団感染）が発生したため、中学校における生徒の感染者数は最多となっている。

　児童生徒の感染者数を校種別にみると、小学生は２４人、中学生は２８人、高校生は３人だった。

(札幌市 2020-12-02付)