札幌市　子ども・子育て会議　一時保護　在り方追記　第３次プラン　内容審議

（札幌市 2020-12-03付）

来年３月まで会議を重ね意見を集約する

　札幌市は１１月３０日、札幌市教育文化会館で第５回子ども・子育て会議児童福祉部会を開いた。第３次札幌市児童相談体制強化プランについて審議。一時保護体制の強化として、新たに、「一時保護の在り方」「「課題である定員拡充への対応」などの項目を追記することを申し合わせた。今後、来年３月まで会議を重ね、意見を集約。パブリックコメントを経て、年度内にプランを策定する。

　子ども・子育て会議児童福祉部会は、平成２２年度に市児童相談体制強化プランを策定。４時間３６５日の電話相談に対応する子ども安心ホットラインの設置や児童相談所の人員増強などの取組を進めてきた。

　２９年度には計画期間を３１年度までとして第２次市児童相談体制強化プランを策定。令和元年度から第２次プランの進ちょく状況の報告と具体的取組に関する審議等を推進してきた。

　本年度は第３次市児童相談体制強化プランの策定に向けた審議を進めている。

　第６回会議では、前回会議に引き続き、プランの内容を審議した。

　仮設一時保護所の設置の項目に一時保護体制の強化として、「一時保護の在り方」「課題である定員拡充への対応」「一時保護委託先の確保」などの項目を追加することを申し合わせた。

　また、思春期・若年期の女性への支援の在り方について、予期しない妊娠での中絶、性暴力、ＤＶ被害などによる女性の精神的ケアの必要性を示す説明文を追記。今後は、若年女性を支援するため、アウトリーチ型の支援、安全・安心な居場所の確保・自立支援を、関係部署や関係機関が連携して支える支援の枠組みの創設に向け、検討を進めていくこととした。

　委員からは、新たに設置する第２児童相談所について「どのような施設にしたいかを整理し、具体的に記載するべき」などの意見が挙がった。

(札幌市 2020-12-03付)