夜間中学開設等で論戦　３日から４定札幌市議会代表質問

（札幌市 2020-12-03付）

　札幌市議会の第４回定例会代表質問が、きょう３日から始まる。教育関係では、新型コロナウイルス感染症にかかわって、子どもたちの心のケアへの対応や公立夜間中学開設に向けた検討状況について質疑が行われる。また、「潜在的待機児童」について今後の対策や、教育施策の推進と諸課題なども議論される。

　きょう３日は、三神英彦議員（自民党）、たけのうち有美議員（民主市民連合）。

　あす４日は、竹内孝代議員（公明党）、長屋いずみ議員（日本共産党）が質問に立つ。

　三神議員は、新型コロナウイルス感染症による子どもたちへの影響について質問。いじめ等による心のケアへの対応や少人数学級編制、子育て環境整備の現状などを問う。

　また、令和４年４月開設予定の公立夜間中学について、開設に向けた運営体制や現在の検討状況などについて質問する。

　長屋議員は、認可保育所等に空きがなく、入所を諦める潜在的待機児童について、市による実態の把握や今後の対策について尋ねる。

　また、現在、策定に向けて審議を進めている第３次札幌市児童相談体制強化プランについて、子ども・子育て児童福祉部会の提言に基づいた内容としているかただす予定だ。

　このほか、本年度から第２期の施策推進に向けて動き出したさっぽろ未来創生プランについて、パブリックコメントにおいて、「生み育てやすい環境が整っている」と回答した市民の割合が低下していることから、出生率の上昇に向けた取組など具体策について市の考えを問う。

　竹内議員は教育施策の推進と諸課題について質問する予定。

(札幌市 2020-12-03付)