市立高生徒会リーダー交流会　ピンチから学ぶ　感染対策講じた活動報告

（札幌市 2020-12-04付）

各校をＺｏｏｍでつないで実施

　札幌市立高校・特別支援学校長会（鈴木恵一会長）は２日、第２０回札幌市立高校生徒会リーダー交流会（１日目）を実施した。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本年度は各学校をウェブ会議システムＺｏｏｍでつないで開催。全体テーマ「日進月歩～ピンチから学ぶこと」のもと、感染症対策を講じながら工夫して行った生徒会活動の報告などを行った。

　交流会は、各校の代表としての自覚を促し、リーダーとなる資質向上を目指すとともに、各校の活動を共有し、それぞれの生徒会活動に生かすことが目的。また、リモートによるコミュニケーション方法を学ぶほか、市立高校の連帯感を継続させ、来年度以降の活動につなげることもねらった。

　開会に当たり、札幌市立高校特別活動部長連絡協議会の担当校長で、市立札幌山の手支援学校の沼口明夫校長があいさつ。新型コロナウイルス感染症拡大の状況にふれ、「私たちができることを前向きに考えながら活動していきたい」との考えを示した。

　引き続き、当番校を務めた市立札幌大通高校生徒会の竹内健真会長が「ことしは、例年のように１ヵ所に集まって交流会を行うことがかなわなかったが、リモート会議だからこその盛り上がりがあると思う。各校に意味のあるリーダー交流会にしていこう」と呼びかけた。

　続いて、さっぽろ青少年女性活動協会の吉川智成事務係長が札幌市立高によるまちづくり活動応援プロジェクトについて説明。「まちづくり・町内会」などについて伝えた。

　このあと、各校が本年度の生徒会活動について発表。

　学校だよりの発行、あいさつ運動、体育祭・学校祭等の各学校行事について、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら工夫して行ったことなどを紹介した。

　このあと、「現在の各校の生徒会活動について」をテーマに意見を交換した。

　交流会の２日目は９日に開催予定。１日目の各校における発表内容をもとに、直面している課題などについて意見を交わす。

(札幌市 2020-12-04付)