各区の幼年・少年消防クラブ　コロナ禍も様々な活動　札幌市消防局　ＨＰで紹介

（札幌市 2020-12-03付）

　札幌市消防局は１日、市内各区の幼年・少年消防クラブの活動状況をホームページで更新した。各区のクラブにおける活動内容を紹介。コロナ禍において各行事が縮小となる中、正しい１１９番通報の手順など、子どもにも分かりやすい動画作成や防災にまつわるクイズラリーなどを開始。防火・防災について家庭でも考えられるよう工夫している。

　幼年・少年消防クラブの活動目的は、幼少年期から防火・防災にかかる知識、技術を習得し、災害時において最低限必要な生命・身体保護の習得を図ること。

　幼年消防クラブは幼稚園や保育園単位で、少年消防クラブは町内会を母体として組織している。市内９５クラブ、約５０００人のクラブ員が活動している。

　活動内容は火災の発生原因について学ぶほか、規律訓練や放水訓練、救助体験などの各種訓練。また、消防署や消防車両の見学を通じて消防の仕事を学ぶほか、野外研修、防火パトロール、ボランティア活動など、地域に密着した様々な活動を展開しているが、ことしは新型コロナウイルスの影響で活動が縮減されている。

　１日にホームページで紹介した各区の活動内容のうち、白石区では「おうちでもクラブ活動〓」と題した動画を作成。新型コロナウイルス感染症の影響で活動ができない子どもたちのために、白石消防署と白石区少年消防クラブ協議会が作成。動画では正しい消火器の使い方や１１９番通報の手順について、子どもに分かりやすく説明している。

　手稲区少年消防クラブ協議会では、コロナ禍による各クラブの行事縮小を補うため、防災クイズラリーを開始。クラブ員に考えてもらえるよう、クラブ員に毎月１問、防災に関する問題を郵送している。

(札幌市 2020-12-03付)