石戸さん（札幌篠路西中３年）長官賞　国税庁等「中学生の税の作文」

（札幌市 2020-12-09付）

吉田署長から石戸さんに表彰状が贈られた

　札幌市立篠路西中学校（飯間博幸校長）３年・石戸柚衣さんの作品「こんな近くに…」が令和２年度中学生の「税についての作文」の国税庁長官賞に選ばれた。４日には、札幌北税務署の吉田浩署長らが同校を訪れ、賞状贈呈式を挙行。吉田署長から表彰状を受け取った石戸さんは受賞への驚きと喜びを語った。

　税についての作文は、将来を担う中学生が身近に感じた、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心をもち、正しい理解を深めてもらうことがねらい。国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共催で毎年実施している。

　本年度は、全国４８７７校から３１万３７２５編の作品が寄せられた。審査の結果、道内からは、国税庁長官賞に石戸さんのほか１人、全国納税貯畜組合連合会長賞などに５人が受賞した。

　石戸さんの作品「こんな近くに…」は、石戸さんの親戚夫婦が営むラーメン店のコロナ禍における経営状況を題材に、税についての考えをつづった。

　贈呈式では、吉田署長ら３人が同校を訪れ、石戸さんに賞状と電子辞書を贈呈。贈られた電子辞書には、様々な物事に興味をもって調べてほしいという願いが込められている。

　石戸さんは「入選の知らせを受けたときは驚いたが、とてもうれしかった」と話した。

　飯間校長は「生徒の税に関する作文が入選したことは、社会科の教員としてもうれしい。今後も多くのことに興味や関心をもってほしい」と話し、石戸さんの受賞をたたえた。

(札幌市 2020-12-09付)