第6期総合振興計画素案 教育の情報化推進など 長沼町 基本構想3~10年度
(市町村 2020-12-17付)

 【岩見沢発】長沼町は、第6期総合振興計画素案をまとめた。基本構想の計画期間は令和3~10年度の8年間で、前期基本計画は3~6年度の4年間。農業体験等の推進や家庭教育学級充実、プログラミング教育・ICT活用など教育の情報化推進、「チーム学校」等学校組織の活性化に向けた取組の推進などを盛り込んでいる。

 まちづくりのテーマ「ひとと自然の共生 きらめく田園と交流のまち ながぬま」のもと、基本施策に、「安全・安心で快適に暮らせるまち」「ひとと自然が共生する美しいまち」「多様なひとと文化を育むまち」など7点を掲げた。

 教育関連の主な施策をみると、他者や社会との豊かな関係を築くためのコミュニケーション能力を育成。障がいのある児童生徒に対し、教育的ニーズに応じた適切な指導や必要な支援を行う特別支援教育を推進する。

 このほか、町への愛着や誇りを育み、町民の一人としてまちづくりにかかわり、ふるさとに生きる自覚をかん養する取組を推進するほか、諸外国の歴史や文化等について理解を深め、異なる文化や生活習慣をもつ人々と協調して生きる力を培うとともに、英語によるコミュニケーション能力育成の取組を推進する。

 また、科学や自然に対する興味を高め、科学的なものの見方や考え方を育み、それらの知識や技能を活用できる力を育成するほか、プログラミング教育やICT活用などの教育の情報化の推進によって、物事を論理的に考察し、時代の進展に対応できるための教育を進める。

 キャリア教育について、働くことの意義を理解させるとともに、社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てるほか、町の基幹産業である農業への理解を促すとともに、国際化、情報化、科学技術の進展など、社会の変化に対応した教育の充実に努める。

 さらに、町の豊かな自然を守っていこうとする意欲と、環境問題について考え、行動できる意欲や態度を育成するため、環境教育の充実を図る。

 豊かな心と健やかな体の育成に関しては、道徳教育の充実や子どもの読書活動推進、自然体験活動・社会体験活動・文化芸術体験活動・ボランティア活動等の充実、生徒指導・教育相談の充実、体力・運動能力の向上などに取り組む。

 このほか、学校・家庭・地域が連携した食育・健康教育の取組充実や学校運営協議会制度の推進、授業改善の連携・教育課程の接続強化の推進、「チーム学校」等学校組織の活性化に向けた取組などを推進する。

 放課後子供総合プラン推進事業では、土曜教育支援活動の充実を図る。コミュニティー・スクール、地域学校協働活動本部事業、家庭教育支援事業、子どもの居場所づくりにおいても取組を推進する。

(市町村 2020-12-17付)

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