旭川市　３年度予算編成方針　感染症対策を重視

（市町村 2020-12-09付）

　【旭川発】旭川市は、令和３年度予算編成方針を公表した。市総合計画に掲げた３つの重点テーマに基づく重点事業を設定するとともに、新型コロナウイルス感染症対策を重視。予算案は来年１月中旬の市長査定を経て、２月上旬に決定する。

　第８次市総合計画では、目指す都市像の実現に向けて重点的に取り組むテーマに①こども生き生き未来づくり②しごと活き活き賑わいづくり③地域いきいき温もりづくり―の３つを掲げ、これに基づいた基本計画の施策の中から１１の重点施策を設定している。

　予算編成における重点事業は、この重点施策に該当する主要事業の中から、市総合計画に掲げる目標の達成に特に寄与するものを必要性・有効性・波及効果の観点から選定。

　①では、妊娠・出産・子育てに関する支援の充実や、子育て環境の充実、社会で自立して生きていく力を培う教育の推進、安全・安心な教育環境の整備を設定。

　②では、スポーツ・レクリエーションの振興、地域産業の持続的発展、四季を通じた観光の振興、多様な交流と国際化の推進など。

　③では、地域主体のまちづくりの推進に取り組む。

　市では、３年度予算編成において、市総合計画の重点施策を特に推進するため、重点事業に対して優先的に予算を配分するとともに、新型コロナウイルス感染症の感染状況や市民生活、地域経済の状況を踏まえて感染症対策に取り組むことを重視し、事業構築を進めるとしている。

　なお、予算案は、１７日までに各部局からの予算要求を受け、３年１月中旬の市長査定を経て２月上旬に決定する予定。

(市町村 2020-12-09付)