【令和３年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道中学校理科教育研究会　荒島晋会長

（関係団体 2021-01-07付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、日ごろより本会の研究活動に対しまして温かいご理解とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。

　本会は発足以来、学習者の側に立った理科学習の在り方を探究してきました。現在は平成２６年度から９ヵ年継続となる研究主題「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」の究明に向け、実践を積み重ねています。

　昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大のため、１０月に開催を予定していました第５９回北海道中学校理科教育研究大会釧路大会を中止とせざるを得ず、また、実践交流なども例年どおりとはいきませんでした。そのような中でも、研究実践とその交流の歩みを止めることなく、リモートでの会議、動画等の教材開発とその提供、感染予防に十分に配慮した中での研修会の開催などを進めてきました。

　ことしは昨年開催できなかった釧路大会を、１１月５日に釧路市立桜が丘中学校で開催する予定です。現在コロナ禍での大会運営を模索しながら準備を進めているところです。新学習指導要領の全面実施となる年を迎え、道中理としての「見方・考え方」を発信し、今後の理科教育の在り方を探究できる場になればと考えています。本年も、北海道理科教育の貢献に資する研究実践に励んでいきたいと考えております。

▼新年度の事業計画

▽夏季研修会

・期日＝７月２４日（土）

▽冬季研修会

・期日＝令和４年１月１１日（火）

▽第５９回道中理釧路大会

・期日＝１１月５日（金）

・会場＝釧路市立桜が丘中学校

▼事務局＝札幌市立山鼻中学校（事務局長―古川恵美子教頭）

(関係団体 2021-01-07付)