【令和３年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道へき地・複式教育研究連盟　古田統委員長

（関係団体 2021-01-08付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。日ごろより本研究連盟の事業推進に対しまして、ご理解とご協力、また多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

　本研究連盟は、昭和２３年に全道単級複式教育研究連盟として発足以来、へき地・小規模・複式形態の３特性を生かした地域に根ざす教育の探求とへき地校の教育条件整備を進め、ことしで７３年目を迎えます。

　本研究連盟の研究は実践的研究を基盤として、長期・課題別・共同研究を柱とした研究方式をとっています。

　令和２年度は、第１０次長期５ヵ年研究推進計画の２年次として、第６９回全道へき地複式教育研究大会檜山大会を管内３町３会場において開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、例年の参集型の研究大会は行わず、紙面発表大会として開催しました。とはいえ、各分科会会場校では各校の実情に応じ、校内研究会や町教育研究会等の中で授業公開の場を設け、連盟役員および研究推進委員の参加も実現させていただくことができました。このことは第７０回全道へき地複式教育研究大会オホーツクプレ大会でも同様で、あらためて各実行委員会、各実践発表校の熱意に敬意と感謝を表する次第です。

　第１０次長期５ヵ年研究推進計画の３年次目となる本年は、これまでの成果と課題を整理し、「へき地・複式校にこれからの教育の展望がある」との思いを胸に、さらなる一歩を刻まなければなりません。そのため、「オホーツクの大地に育つ子どもへ　未来を切り拓き　夢を実現する学びを」を大会スローガンに、第７０回全道へき地複式教育研究大会オホーツク大会を管内１市４町６会場で開催します。特に本年度は７０回という大きな節目の大会でもあり、記念講演も計画しています。

　今後も、他教育研究団体との連携を強く図りながら研究の深化・充実、教育条件整備に向け組織を挙げて取り組んでまいります。

　本年も変わらぬご指導、ご支援をお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

▼新年の事業計画

▽全国へき地教育研究大会北海道ブロック大会・第７０回全道へき地複式教育研究大会オホーツク大会

・期日＝９月１６日（木）～１７日（金）

・会場＝北見市民会館ほか

・内容＝全体会（開会式）、分散会、分科会（管内６会場）

▼事務局＝剣淵町立剣淵小学校（事務局長―温泉敏校長）

(関係団体 2021-01-08付)