【令和３年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道学校教育相談研究会　岡田知之会長

（関係団体 2021-01-12付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素より本研究会の活動に対しまして、

温かいご理解とご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。

　本研究会は、昭和４７年に設立総会と第１回研究大会を開催して以来、小・中・高校が一体となった研究組織として活動してまいりました。創立以来、「専門家の力は大きな力であるが、専門家よりも、日々子どもを指導・支援している教師の方が児童生徒の健全な成長発達に大きな力をもっている」という考えのもと、「日常の学校生活の中に、教育相談の考え方、技術・態度をどのように生かすか」に焦点を当てて実践的に研究を進めてきました。

　本年度は創立からちょうど５０年の節目を迎えます。この節目を機に、本研究会の役割を一定程度果たしたという思いも含め、諸般の事情から令和３年度を最後に、本研究会を解散することといたしました。

　様々な多くの困りを抱えた子どもたちが、安心して学ぶことのできる学校の実現のためには、今後も教育相談の必要性は一層高まっていくのではないかと考えます。そのため、新年度は、本研究会の原点を大切にし、コロナ禍ではありますが、可能な範囲で全道に呼びかけ、全道大会を開催したいと考えております。

　コロナ禍の中ですので、状況を正しく見極め開催を判断しないといけませんが、アフターコロナ後も、すべての児童生徒・保護者・教師が、よりよく毎日を過ごしていくことができるよう、的確な児童生徒理解に関する研修やスキルアップ研修、事例検討研修、学校運営研修等を最後まで積極的に進めていく所存であります。

▼新年の事業計画

▽総会・第１回研修会

・期日＝４月２４日（土）

・会場＝札幌市立澄川小学校

▽第４９回北海道学校教育相談研究大会

・期日＝８月２日（月）

・会場＝札幌サンプラザ

・講師等未定

▼事務局＝札幌市立南月寒小学校（事務局長―山下公司教諭）

(関係団体 2021-01-12付)