札幌市中学校長会　２月例会　思い一つに教育活動　葛西会長　丁寧な情報交流を

（札幌市 2021-02-05付）

　札幌市中学校長会（葛西孝之会長）は３日、市内ちえりあで２月例会・研修会を開いた。事務局や各部が本年度の活動を報告。開会あいさつで葛西会長は、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年１１月の全体研修会・教育経営研修会が中止となった経緯などを振り返った上で「引き続き、校長会として、各校が思いを一つに自信をもって教育活動に取り組んでいけるよう活動していく」との意向を示した。

　研修に先立ち、札幌市危機管理対策室危機管理対策課の浦瀧裕嗣訓練・研修担当係長が３年度避難所運営研修について説明。３年度は、小・中学校合わせて５０校で実施予定であることや、感染症の影響で２年度は実施できなかった避難所運営ゲーム（ＨＵＧ）を感染症対策を徹底した上で行う旨を伝えた。

　続いて、葛西会長が開会あいさつ。新型コロナウイルス感染症の影響で１１月の本年度全体研修会・教育経営研修会の開催を見合わせたことを振り返り、「各校においては連日、ＰＣＲ検査を受ける生徒や保護者、教職員、管理職として自校の緊急事態に備えた対応に迫られる状況で日々の教育活動に果たす役割を最優先に考えた結果、中止にした」と報告した。

　また、各学校の教育活動を推進するためにミドルリーダーを育成する必要性を強調。３０代の教員も含め、広く人材を確保しながら組織づくりに取り組んでいくよう呼びかけた。

　最後に「校長会として、丁寧な情報交流など、各校が思いを一つに自信をもって教育活動に取り組んでいけるよう引き続き活動していく」とした。

　このあと、事務局や研究部などの各部が活動報告。事務局は、３年度教育予算の概要やもみじ台地域中学校の学校規模適正化の取組などについて説明した。

　研究部では、３年度以降の校長会研究推進について、市中学校長会としての研究と同時に４年度に開催する全日本中学校長会研究協議会札幌大会の準備を推進していくことなどを確認した。

(札幌市 2021-02-05付)