２年度　札幌市立特別支援　免許状　該当障がい種保有９６％　８・５ポイント増　知的最多

（札幌市 2021-02-08付）

　令和２年度の札幌市立特別支援学校教諭等免許状保有状況が明らかとなった。市立特別支援学校における該当障がい種の免許状保有率は、前年度比８・５ポイント増の９６％。障がい種別では知的障がいが９１・９％と最も高かった。当該障がい種の何らかの免許を保有している教員は９５・９％と、ほとんどの教員が免許を保有している。

　特別支援学校の教員は、特別支援学校教諭免許状（視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、肢体不自由者、病弱者に関する５領域）と、特別支援学校の各部（幼稚部・小学部・中学部・高等部）に相当する学校種の両方の教員免許が必要とされる。ただし、各部の免許状を有する教員は当分の間、特別支援学校の教員免許状を所有しなくても、所有免許状の学校種に相当する各部の教員となることが可能となっている。

　市立特別支援学校は何らかの免許状を所有している教員を採用することを基本としている。

　調査は２年４月１日現在のもの。市立特別支援学校５校で、知的障がい、肢体不自由、病弱の生徒を対象とした生徒が通う学校を開設している。　

　市立学校の特別支援学校教員は１７４人。うち、当該障がい種の免許状を保有している教員は延べ１６７人で、前年度比８・５ポイント増の９６％。

　障がい種別の保有率は、視覚障がいが０・０５％減の１・７％、聴覚障がいが前年度と同率の１・７％、知的障がいが７・３ポイント増の９２％、肢体不自由が３・２ポイント増の８７・９％、病弱が１０・５ポイント増の７７％だった。

(札幌市 2021-02-08付)