ＳＧＳＣ　稲積小スキー学習支援　円滑な授業推進目指し　用具脱着指導や児童補助

（札幌市 2021-02-04付）

２年生４５人を対象に支援した

　さっぽろグローバルスポーツコミッション（＝ＳＧＳＣ、会長・秋元克広札幌市長）は３日、札幌市立稲積小学校（山崎貴之校長）でスキー学習支援事業を実施した。スマイル・サポーターズ（スポーツボランティア）５人が２年生４５人に用具の脱着方法を指導したほか、スキーの苦手な児童が転倒した際に補助。教員が円滑に授業を進められるよう支援した。

　ＳＧＳＣは、市民・団体の多様な交流を支えるとともに、スポーツボランティア「スマイル・サポーターズ」を管理し、各種スポーツ大会へサポーターを派遣している。

　今回、スマイル・サポーターズの新たな取組として、小学校スキー学習支援事業を展開。スキー学習を支援する保護者などの確保が困難な小学校にスマイル・サポーターズを派遣し、子どもたちの学びを支え、活動の場を拡大することを目的としている。

　事業の実施に当たり、本年度はモデル校に三角山小学校、北九条小学校、山の手小学校、発寒西小学校、稲積小の５校を指定。

　３日、稲積小がグラウンドで２年生４５人を対象に実施したスキー学習には、サポーター５人を派遣。サポーターは用具の脱着やスキーが苦手な児童に対する転倒時の補助など、児童が安全に滑ることができるよう積極的に支援した。

　小さい雪山と大きい雪山に分かれて、習熟度別に学習。大きい雪山では、教員が指導し、小さい雪山では、サポーターがスキーの苦手な児童を支援するなど、教員の指示で補佐を担った。

　山崎校長は「ボランティアが多くの目で子どもを見守ることによって、教員が指導に専念できる点が大変助かる」などと話していた。

(札幌市 2021-02-04付)