札幌市3年度当初予算案の教育関連事業⑤(札幌市 2021-02-08付)
札幌市の令和3年度当初予算案のうち、教育・子育て関連事業はつぎのとおり。
▼危機管理対策室
▽防災普及啓発推進(レベルアップ)=1100万円 防災知識の普及啓発、防災ハンドブックの改訂等。
▽地域防災活動推進=1400万円
地区防災計画の作成支援および普及啓発を目的としたセミナー等の実施。
▼まちづくり政策局
▽学校跡活用検討=1000万円
地域の活性化に向けた学校跡地・跡施設の有効な活用方法の検討。
▼市民文化局
▽次世代の活動の担い手育成=280万円
小中学生、高校生、大学生および若者の地域のまちづくり活動への参加促進。
▽小学校併設地域交流施設整備=4億2700万円
小学校の改築に合わせた地域交流施設の併設。
▽アイヌ施策(レベルアップ)=4800万円
アイヌ文化交流センターの運営や中庭改修にかかる設計、展示物の更新、文化体験コーナーの設置等。
▽アイヌ伝統文化振興(レベルアップ)=8200万円
アイヌ文化交流センターのイベントや小中高生団体体験プログラムの充実、民族共生象徴空間バスツアーの実施、アイヌ文化PR動画の制作等。
▽子どもの文化芸術体験事業=3600万円
オーケストラ等本格的な文化芸術にふれる機会の提供。
▽博物館活動センター事業=1400万円
博物館活動センターを拠点とした諸事業の展開。
▼スポーツ局
▽アスリート活用事業=1400万円
中学校運動部活動へのアスリートの派遣およびスポーツ体験会などへのオリンピック選手等の派遣。
▽障がい者スポーツ普及促進=3700万円
障がい者スポーツの体験会や指導者・ボランティア養成講習会の開催、全国障害者スポーツ大会への選手派遣、競技用備品の整備等。
▽さっぽろジュニアアスリート発掘・育成=2900万円
小学生を対象としたウインタースポーツ教室の開催およびジュニアアスリートを育成する取組の実施等。
▽ウインタースポーツ普及振興(レベルアップ)=4800万円
子どもたちがウインタースポーツを始めるきっかけづくりと学習環境の充実および市民に対する観戦文化の醸成、屋外ウインタースポーツの魅力発信。
▽ラグビー普及振興=800万円
小学生を対象としたタグラグビーの普及やラグビーのトップレベルの試合開催に向けた取組。
▽さっぽろアスリートサポート事業助成=1500万円
次世代のトップアスリートを育成するための活動費の一部補助等。
▽学校施設等開放事業=3億6100万円
グラウンド開放33校(照明25校)、屋内運動場開放280校、プール開放194校、武道場開放17校。
▼保健福祉局
▽生活困窮者自立支援=3億600万円
生活困窮世帯への就労その他の問題に関する相談支援、住居確保給付金の支給、一時生活支援、中学生の学習支援等の実施。
▽障がい者スポーツ大会=5500万円
札幌市障がい者スポーツ大会の開催。
▽地域ぬくもりサポート事業=1800万円
障がい児者を対象とした、地域住民による有償ボランティアを推進する仕組みの整備。
▽重症心身障がい児者等受入促進=3600万円
重症心身障がい児者または医療的ケアを必要とする障がい児者の受け入れを行う通所事業所、共同生活援助事業所および短期入所事業所の看護師人件費・施設整備費等に対する補助。
▽児童精神医学寄附講座設置=3000万円
児童精神科医師を養成する講座を設置するための北海道大学病院への寄附。
▽子どもの補聴器購入費等助成=660万円
身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴の子どもの保護者に対する補聴器の購入費用等の助成。
▽子どもの心の診療ネットワーク事業=1600万円 児童精神科医療に関する連携体制の構築、各支援機関の機能向上および適切な支援機関への案内。
▽障がい児地域支援マネジメント(レベルアップ)=2700万円
障がい児地域支援マネジャーによる障害児通所支援事業所への療育支援の拡充(7ヵ所)。
▽医療的ケア児等支援推進=660万円
医療的ケアを必要とする障がい児等への支援体制を強化するための専門研修の実施、サポート医師の配置。
▽子ども医療助成(レベルアップ)=47億4265万3000円
中学校修了前の子どもの医療費の一部を助成、新たに助成(通院)の対象を小学6年生まで拡大。
▽母子保健事業推進(レベルアップ)=510万円
3年7月から運用開始となる子育てデータ管理プラットフォームとの情報連携のためのシステムの改修。
▽児童虐待予防強化=3900万円
保健センターにおける心理相談体制の充実を図るための心理相談員配置や関係機関との連携による、支援が必要な妊婦および親子に対する適切な支援の実施。
▽5歳児健康相談=1200万円
5歳児の発育・発達の確認や発達障がいの把握のための健診・発達相談の実施。
▽思春期保健対策=150万円
生命誕生等に関する健康教育(対象―小・中・高校生)ならびに人工妊娠中絶率および性感染症り患率低下のための相談・啓発活動の実施。
▽食育推進=1100万円
健康寿命の延伸に向けた食育推進事業、食育ボランティアの養成・支援等の実施。
▼経済観光局
▽みらいIT人材育成(レベルアップ)=2000万円
IT人材の育成および市内企業への定着を促進するための、小中学生、高校生等を対象としたイベントや30歳以下を対象とした人材強化・育成プログラムの実施。
▽国際ビジネス人材育成=230万円
国際ビジネス人材の育成・活用を目的とした日本人学生対象のセミナー等の開催および外国人留学生の就職支援等の実施。
▽ものづくり人材育成支援=1500万円
ものづくり人材育成に関する補助および若年者に対するものづくり産業等の魅力発信。
▽札幌UIターン就職支援=5700万円
道外の大学生等と道内企業等のマッチングを図る窓口の設置運営。
▽さっぽろインターンシップ促進=1800万円
インターンシップを開催する企業に対する支援および学生への地元企業の魅力等の発信。
▽奨学金返還支援費=100万円
奨学金の返済を支援することで、学生が地元企業に目を向ける機会を創出することによる若者の地元定着の促進。
▼環境局
▽総合的環境教育推進=2000万円
環境教育・環境学習基本方針に基づく事業の実施。
▼円山動物園
▽動物園教育推進=270万円
動物および環境に対する理解を促進するための普及啓発。
(連載終わり)
(札幌市 2021-02-08付)
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