読書推進計画等で論戦 ２４日から１定札幌市議会代表質問

（札幌市 2021-02-24付）

　１定札幌市議会代表質問が、きょう２４日からスタートする。教育関係では、図書館ビジョンと子どもの読書活動推進計画との仮称・札幌市読書活動推進・図書館振興計画への一本化のほか、教育に関する幅広い相談支援を行う総合的な窓口の開設などについて議論が交わされる見通しだ。

　きょう２４日に村松叶啓議員（自民党）、かんの太一議員（民主市民連合）、あす２５日にわたなべ泰行議員（公明党）、池田由美議員（日本共産党）、２６日に小須田ともひろ議員（自民党）、田島央一議員（民主市民連合）が質問に立つ。

　市は、これまで進めてきた図書館ビジョンと子どもの読書活動推進計画の計画期間満了を契機に、仮称・市読書活動推進・図書館振興計画として統合することを検討している。

　かんの議員は新たな計画の策定に当たり、現行の第２次図書館ビジョンと第３次子どもの読書活動推進計画の成果と課題をどのようにとらえ、２つの計画の統合によって、どのような効果を見込んでいるかを問う見通し。

　また、新たな計画の策定に当たり、子どもの読書活動推進に向けた取組の検討についてただすほか、児童相談所の法的対応について尋ねる予定。

　わたなべ議員は、現在、市が生涯学習センターちえりあ内などに不登校や特別支援教育にかかる教育相談窓口を設置していることについて、不登校や特別支援教育に対する相談だけでなく、幅広い教育に関する相談を受け付ける総合支援センターの必要性について質問する見通しだ。

　池田議員は、保育所の人員配置基準、設置基準の見直しについて市の考えをただす予定。新型コロナウイルス感染症の影響によって、密を避けることが困難な保育現場での実態を踏まえ、子ども一人ひとりに対して目が行き届きやすい環境整備について質問する予定。

　さらに、感染症の影響で生活に困窮している学生への支援の必要性について、市の考えを問う見通し。

(札幌市 2021-02-24付)