新ひだか町３年度予算案　適応指導教室４年度開設に向け研修・調査

（市町村 2021-02-26付）

　【浦河発】新ひだか町は２２日、令和３年度予算案を発表した。一般会計は１５６億４１４万円で前年度比６・２％増。うち教育費は１１億９９３３万円で３・４％の増額となった。

　主な事業をみると、学校教育の充実には６７００万円を充て、経済的理由で就学が困難と認められる児童生徒への学用品、入学準備金、修学旅行費、学校給食費などを援助するほか、オンライン学習通信費の準要保護者への扶助も追加した。

　また、不登校児童生徒の指導、援助を行う学校適応指導教室開設に向け、令和３度は調査研究事業補助金として１２万円を計上。先進地視察や研修、調査を行い、令和４年度の開設を目指す。

　ハード面では、公民館大規模改修に３９３０万円、新規に三石スポーツセンター外壁防水改修に８８０万円、体育館照明ＬＥＤ化に４０１万円を計上した。

　教育関連の主要事業はつぎのとおり。

▼基幹産業の強化

▽林業の振興＝１億９２００万円

　森林憩いの場創出、木育推進。

▼子どもたちの健全育成

▽学校教育の充実＝６７００万円

　学校適応指導教室研究、学校校務システム導入、給食配送車更新、学校運営協議会運営、奨学金、高校就学支援、小・中学校就学援助。

▽社会体育・社会教育の振興＝５００万円

　青少年教育、スポーツ教室開催、幼児児童生徒芸術鑑賞、郷土文化、ブックスタート。

▽人づくりへの取組＝８００万円

　姉妹都市交流、地方創生。

▼生きがいの持てるまちづくり

▽子育ての充実＝３０００万円

　子ども医療費窓口無料化、子育て支援アプリ情報配信サービス導入。

▽生きがいづくり＝４００万円

　家庭教育、シベチャリマラソンなどの開催、総合町民センター利用奨励。

▼環境に配慮したまちづくり

▽アイヌ施策の推進＝４８００万円

　イオル再生事業。

▼その他

▽公共施設等の長寿命化＝９９００万円

　公民館大規模改修、三石スポーツセンター外壁防水改修。

▽その他＝５００万円

　静内体育館など公共施設ＬＥＤ化。

(市町村 2021-02-26付)