札幌市二十四軒小で出前授業　建築業の魅力を学ぶ　６年対象　校舎改築概要も

（札幌市 2021-03-03付）

　札幌市立二十四軒小学校（千葉亨校長）は１日と２日、６年生２クラスを対象に校舎改築にかかわる出前授業を行った。講師として札幌市都市局建築工事課の小川史洋さんが来校。建築にかかわる仕事の紹介や新校舎の解説などを通して、建築業の魅力を伝えた。

　二十四軒小の校舎は昭和４３年に建設。老朽化が進行したことから、耐震化を目的に令和４年４月の使用開始を目指して改築を進めている。

　札幌市が主催する出前授業は、建築の魅力を伝え、次代を担う技術者を育成することがねらい。市都市局建築工事課の小川さんが講師を務め、２日間にわたり６年生７２人に対して授業を行った。

　はじめに、建築の仕事のイメージについてグループ交流。児童たちは「地域の人たちが住みやすい環境をつくっている」「設計図を書くのが難しそう」「オーダーされたものをつくり、人々の夢をかなえる大切な仕事」などのイメージを話していた。

　また、小川さんは建築業について、主に①計画②設計③工事―の３つの仕事で成り立っていることを紹介。その上で、「利用する人、周囲に住む人を含め、たくさんの人が協力しながら一つの建物をつくっている」と伝えた。

　このほか、同校新校舎の概要やこれまで行ってきた工事内容について説明し、建築業の魅力を伝えた。

　市は今後、新型コロナウイルス感染症の状況や工程の進ちょく状況を踏まえて、現場見学会の開催を検討している。

(札幌市 2021-03-03付)