札幌市図書館協議会第５回会合　読書推進計画など審議　素案　６月ころの見通し

（札幌市 2021-03-02付）

委員１２人が出席した

　第８期札幌市図書館協議会は２月２６日、市中央図書館で第５回会議を開いた。委員１２人が出席。仮称・札幌市読書活動推進・図書館振興計画素案における具体的な取組内容および重点事項について審議した。今後、６月ころに素案をまとめ、令和３年度末に計画を作成する見通し。

　計画は、社会全体で子どもの読書活動を支える環境を整備するとともに、図書館の運営やサービスの基本的な考え方を示すもの。

　図書館の運営やサービスの基本的な考え方と方向性を示した市図書館ビジョンと、子どもの読書活動を推進するための施策をまとめた市子どもの読書活動推進計画の２つの計画を統合する。

　計画期間は４年度から５ヵ年。

　乳幼児から高齢者までの市民全般、図書館、学校等の読書活動とかかわりのある団体を対象とし、市民の読書活動の推進に資する事業、図書館運営にかかる事業を広く対象とする。

　５回目となる会議には委員１２人が出席した。

　あいさつに立った中央図書館の毛利泰大館長は、３年度予算案について、図書館の予算が前年度より若干減少していることにふれ、引き続き図書館の充実に向けて取り組んでいく意向を示した。

　また、協議に先立ち「前回会議で提示した計画の素案についての審議と併せて重要事項について審議いただき、事業の絞り込みを図っていきたい」と協力を求めた。

　このあと、計画素案における具体的な取組内容等について意見を交わした。

　素案は６月ころにまとめる見通し。計画は３年度末の完成を目指して準備を進める。

(札幌市 2021-03-02付)