道研が研究所運営懇談会　ＩＣＴ活用で千歳科技大・小松川教授　実体験通し意識向上を

（道・道教委 2021-03-04付）

構成員１０人がオンライン参加

　道立教育研究所は２月２６日、研究所運営懇談会をオンライン開催した。所員が令和２年度研修事業・研究事業の概要と３年度の事業コンセプトを説明。議事では、構成員が新しい教員研修の在り方などに関して意見を述べた。

　道研の事業運営に関して、学識経験者等から意見聴取などを行い、研究所運営の参考に資することが目的。本年度、道研が研修事業等で導入したウェブ会議システムＣｉｓｃｏ　Ｗｅｂｅｘを用いて、構成員１０人がオンラインで参加した。

　開会に当たり、鈴木淳所長があいさつ。本年度のコロナ禍における研修・研究事業の課題にふれ、「北海道の広域性を踏まえた新たな教員研修の方向性や、新しい研修様式への転換など、効果的・効率的な視点で考えられる事業運営などを絡めて懇談を進めたい」と話した。

　続いて、所員が２年度研修事業・研究事業の概要と、３年度の事業コンセプトを説明。

　このあと、「新しい教員研修の在り方」「これからの道研に期待すること」などについて意見を交わした。

　新しい教員研修の在り方について、遠隔研修の効果的な手法を千歳科学技術大学の小松川浩教授が助言。ＩＣＴ活用教育には教員の意識改革が重要で、研修の場で実体験することが意識向上につながるとした。

(道・道教委 2021-03-04付)