１０月に全国学校給食研究協議大会　札幌でオンライン開催　生きる力を育む食育推進

（道・道教委 2021-03-03付）

　文部科学省、道教委、札幌市教委等主催による第７２回全国学校給食研究協議大会北海道大会が１０月２１日から２日間、札幌市からオンラインで開催されることが決定した。北海道を主会場とするのは６８年ぶり。大会主題「“生きる力”をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実」のもと、シンポジウムや分科会を開催する予定。４月に実行委員会を設置し準備を進めていく。

　大会は、学校における食育を推進する上で重要な役割を担う学校給食の在り方について研究協議を行い、学校給食関係者の資質向上を図ることが目的。北海道での開催は、東西２ブロックで開催された平成６年度以来、主会場となるのは昭和２８年度以来となる。オンライン開催は今回が初。

　主催は文科省、道教委、札幌市教委、全国学校給食連合会、道学校給食会、道学校給食研究協議会。

　大会主題を「“生きる力”をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実」、副主題を「学校給食ではぐくもう、次代を担う子どもたちの心と体」に設定する予定。

　１０月２１日に開会式と学校給食文部科学大臣表彰の表彰式を開催し、文科省による行政説明やシンポジウム「“日常生活の食事”に生きる学校給食～素材となる“おいしい”給食の実践と発信」を実施。２日目に８分科会で全国の栄養教諭らが実践を発表する予定。

　参加対象は、校長、副校長、教頭、教諭、養護教諭、栄養教諭、学校栄養職員などの学校教職員、学校給食調理場職員、保護者、学校給食・食育関係者など。

　近日中に大会予報を全国の都府県・指定都市教委関係者に発出。準備を進める上での参考とするため、開催を告知するリーフレットにＱＲコードを記載して全国の参加対象者から意見を募集する。４月に実行委員会を立ち上げ、大会までに計３回の委員会を開催して準備を進めていく。

　２日目の分科会の予定テーマはつぎのとおり。

▽第１分科会＝全教職員で取り組む食育推進体制の整備・充実

▽第２分科会＝小学校における学校給食を活用した食育の充実

▽第３分科会＝中学校における学校給食を活用した食育の充実

▽第４分科会＝特別支援学校における学校給食を活用した食育の充実

▽第５分科会＝社会的課題に対応する学校給食を活用した食育の充実

▽第６分科会＝食物アレルギーの対応および個別的な相談指導の充実

▽第７分科会＝学校給食の調理の工夫と管理栄養の充実

▽第８分科会＝安全・安心な食品の選定と衛生管理の充実

(道・道教委 2021-03-03付)