道教委 3年度ネイパル実施事業 SDGsの視点で活動 オンラインなど新スタイル模索(道・道教委 2021-03-04付)
道教委は、道立青少年体験活動支援施設ネイパルの令和3年度実施事業をまとめた。主催事業のパイロットプログラム事業では、道内6施設がジュニアリーダーコースとネイパル防災キャンプの共通事業2事業のほか、選択事業としてSDGs(持続可能な開発目標)の視点を取り入れた環境保全に関する体験プログラムなど全8事業のうち6事業を実施。各施設では、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じながら、オンライン会議システムを取り入れた新しい実施スタイルを模索して事業展開していく。
各事業を通して青少年の健全な育成に向けた集団宿泊活動や自然体験活動その他の体験活動を支援するとともに、道民の生涯学習活動を促進。
「ネイパルにおける新型コロナウイルス感染症の疑いに関する基本対応マニュアル」に基づき、感染拡大防止策を最大限に講じて実施する。
主催事業はパイロットプログラム事業と一般事業を実施。
パイロットプログラム事業は、全施設で取り組む共通事業と、体験プログラムの開発や普及を図るための選択事業で構成。
共通事業は、未来を担う人材の育成に向け、地域の青少年リーダーや持続可能な社会の担い手の養成にかかわるジュニアリーダーコースと、防災学習・安全教育の充実を図るネイパル防災キャンプに取り組む。
選択事業は、学びのセーフティネットの構築を図る体験プログラムや、北海道の文化等を学ぶプログラム、国際理解教育の充実に関するプログラムのほか、元年度に実施した環境教育の充実に関する体験プログラムを再度取り入れ、SDGsの視点を踏まえ、環境保全に向けた行動力を高める事業を含め8事業を展開する。
各施設は、全8事業のうち6事業を行う。環境教育の充実に関する事業は、6施設すべてが選択している。
一般事業では、子どもたちの体験活動を支援する学生ボランティアやシニアボランティア、青年の地域リーダーなどを養成する指導者等養成研修事業を各施設で1事業以上実施。
今日的な教育課題に対応したプログラム開発・実施の成果を普及するため、市町村や社会教育団体等との連携・共催事業を各施設で4事業以上行う。
指定管理者の独自性や地域の特性を生かした多様な体験活動を提供する体験活動支援事業を、各施設で7事業以上(宿泊を伴うもの)展開する。
主催事業以外でも、市町村などに対して今日的な教育課題に対応したプログラムや体験活動等の普及のため、出前型のアウトリーチ事業や、地域への貢献や利用促進のため、施設設備や機能を広く道民へ開放する施設開放事業を行う。
道教委は、各施設に対して、今後の感染症の状況を踏まえ、体験活動の動機付けのために遠隔地の講師等による講演や他施設等と結んだグループワーク等にオンライン会議システムを活用するなど、可能な範囲で新たな事業実施スタイルを模索して実施するよう求めている。
(道・道教委 2021-03-04付)
その他の記事( 道・道教委)
道研 3年度新講座 ICT活用 個別最適な学び目指す 5ヵ月間 講義と実践重ね交流
道立教育研究所は令和3年度、研修講座「ICTを活用した授業づくり~個別最適な学びに向けた授業展開」を新たに開設する。5ヵ月間の長期的な研修で、受講者はオンデマンドと遠隔研修で基礎的な知識を...(2021-03-08) 全て読む
1定道議会代表質問(令和3年3月5日) 専門家等と協力し子の命と心を守る 児童生徒の自殺予防
4日の1定道議会代表質問では、児童生徒の自殺予防について取り上げられた。 道教委の小玉俊宏教育長はこれまで、自殺予防教育プログラムを作成し、児童生徒が日常生活で強い心理的負担を受けたと...(2021-03-08) 全て読む
1定道議会代表質問(令和3年3月5日) 指定校の実践普及 啓発資料も発行 アイヌの歴史・文化
4日の1定道議会代表質問では、アイヌの人たちの歴史・文化等に関する教育に関する質疑が行われた。 道内の学校では、先住民族アイヌについて、地域の博物館や郷土資料館などを活用して理解を深め...(2021-03-08) 全て読む
1定道議会代表質問(令和3年3月5日) 小学校教員72人増 中学校導入も要望 少人数学級
4日の1定道議会代表質問では、35人以下の少人数学級の編制について質疑が行われた。 国は令和3~7年度の5年間で段階的に小学校の全学年で導入を計画。道教委の小玉俊宏教育長は、国の加配を...(2021-03-08) 全て読む
道教委 指導主事等対象に資質向上セミナー 地域創生 在り方学ぶ 北海道型ワーケーションなど
道教委は2日、令和2年度第5回「自己の学びを広げ・深める!」資質向上セミナーをオンライン開催した。全道から指導主事など約70人が参加。道総合政策部地域創生局地域政策課の田口範人主幹が、道の...(2021-03-05) 全て読む
道研が研究所運営懇談会 ICT活用で千歳科技大・小松川教授 実体験通し意識向上を
道立教育研究所は2月26日、研究所運営懇談会をオンライン開催した。所員が令和2年度研修事業・研究事業の概要と3年度の事業コンセプトを説明。議事では、構成員が新しい教員研修の在り方などに関し...(2021-03-04) 全て読む
教員育成指標概要など 道教委 「先生、教えて!」
道教委は、ウェブガイダンス「先生、教えて!」の第2回となる動画を作成し、教員採用ポータルサイトに掲載した。教員養成段階の学生向けに、道教育推進計画や教員育成指標を分かりやすく伝えている。問...(2021-03-04) 全て読む
学校生活の思い出に 道教委 クライマクス・アルバム
道教委は、『2020 青春の軌跡 クライマクス・アルバム』を作成し、通信制課程を除く全道の高校、中等教育学校、特別支援学校高等部の卒業生に配布した。部活動の活動の記録、保護者や仲間からの応...(2021-03-03) 全て読む
2年度道教育実践表彰 受賞者功績〈下〉
【教職員表彰】=敬称略= ▼黒坂俊介(岩見沢市南小教諭) 長年にわたり、小学校教諭として児童の情報活用能力の育成を目指し、ICTを活用した学習指導の充実に尽力するとともに、中核教員とし...(2021-03-03) 全て読む
10月に全国学校給食研究協議大会 札幌でオンライン開催 生きる力を育む食育推進
文部科学省、道教委、札幌市教委等主催による第72回全国学校給食研究協議大会北海道大会が10月21日から2日間、札幌市からオンラインで開催されることが決定した。北海道を主会場とするのは68年...(2021-03-03) 全て読む