道教委　指導主事等対象に資質向上セミナー　地域創生　在り方学ぶ　北海道型ワーケーションなど

（道・道教委 2021-03-05付）

各担当分野の職員が講師を務めた

　道教委は２日、令和２年度第５回「自己の学びを広げ・深める！」資質向上セミナーをオンライン開催した。全道から指導主事など約７０人が参加。道総合政策部地域創生局地域政策課の田口範人主幹が、道の目指すワーケーションの取組を紹介。参加者はこれからの地域創生の在り方について研鑚を積んだ。

　セミナーは、新学習指導要領の全面実施に伴う教育諸課題への対応に向け、新しい時代の教育に求められる指導主事としての資質向上を図るもの。今回は、各教育局の企画総務課長や社会教育指導班主査なども参加した。

　田口主幹が「関係人口の創出・拡大に向けた取組～北海道型ワーケーションの推進について」と題して講義。道がワーケーションを推進する理由について、関係人口の創出・拡大を目的に、企業誘致や定住の推進、地域の活性化を目指しているとした。

　その上で、北海道ならではの豊かな自然や安全・安心な食、独自の歴史などの魅力を生かした北海道型ワーケーションに関する事業を取り上げ、「企業にとっては、公園でパソコンを開いて仕事したり、休憩時間にカヌーに乗ってみたり、新しい働き方につながる可能性がある」などと紹介した。

　続いて、義務教育課の松本了祐主任指導主事が外国語教育の充実について、学習指導要領改訂に伴い、小学校中学年の外国語活動や高学年の外国語科がスタートした経緯を説明し、中学校や高校へ円滑に接続していく言語活動の大切さを強調した。

　最後に、義務教育課の柳沼慶祐指導主事が主権者教育の充実について説明。児童生徒が、政治の仕組みについて必要な知識の習得するだけにとどまらず、主権者としての意識を育むためにも、模擬選挙や模擬議会などの具体的・実践的な活動を取り入れるよう求めた。

(道・道教委 2021-03-05付)