道研 3年度新講座 ICT活用 個別最適な学び目指す 5ヵ月間 講義と実践重ね交流(道・道教委 2021-03-08付)
道立教育研究所は令和3年度、研修講座「ICTを活用した授業づくり~個別最適な学びに向けた授業展開」を新たに開設する。5ヵ月間の長期的な研修で、受講者はオンデマンドと遠隔研修で基礎的な知識を習得する一方、自己研修としてICTを活用した授業を実践。その成果や課題を集合型研修で交流する。受講対象は小・中・高校、特別支援学校小学部の教諭。受講者間で取組を共有しながら研鑚できるよう、クラウドサービスのアカウントを貸与する。
コンピューターや情報通信ネットワークなどを適切に活用した学習活動の充実や授業展開の工夫について理解を深め、授業の改善・充実を図ることがねらい。各管内から受講を希望する小・中・高校、特別支援学校小学部の教諭40人の参加を想定している。
5月10日からのオンデマンド研修のあと、同月20日、27日、6月3日に校種別の遠隔研修を行い、9月10日までを自己研修としてICT活用授業の実践期間とする。9月6~10日に遠隔で実践交流し、同月14日に集合型研修を実施する。
5ヵ月間の長期的な研修とすることによって、受講者がICT活用授業の実践を重ねてながら研修を進める。
オンデマンド研修では、GIGAスクール構想の全体像やICT活用授業の実践に向けた講義を配信する。
遠隔研修では、クラウドサービスの活用に関して講義するほか、ICT活用授業の単元計画の構想を整理する。端末の導入状況や授業実践の内容が校種によって異なるため、校種別に研修を開く。
遠隔での実践交流は校種別でグループに分かれて実施する予定。実践期間の成果や振り返りを発表する。
集合型研修では、情報教育等を専門とする東北学院大学文学部教育学科の稲垣忠教授が、情報活用能力の育成などについて講義する予定。また、校種間で実践交流を行い、各校種の取組を知ることでICT活用授業における学びの連続性を見いだす。
このほか、小・中・特支部会と高校部会に分かれ、演習をメーンとした分科会を展開。広い会場の確保や会場の分散化など、交流方法を工夫して新型コロナウイルス感染症対策を徹底する。
なお、受講者にはクラウドサービスG suiteのアカウントを1年間貸与し、受講者同士で情報共有できるようにする。
また、管内研修センター等連携講座「ミニ道研」と連動させ、各校の実践発表を行う予定。
自己研修期間の成果や振り返りを発表することで、両講座の受講者に有用な場とする。
(道・道教委 2021-03-08付)
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