第15期道生涯学習審議会センター部会 道民カレッジ PTで検討を 今後の方向性協議 様々な意見
(道・道教委 2021-03-09付)

 第15期道生涯学習審議会第3回センター部会が5日、札幌市内のかでる2・7などをオンラインで結び開かれた。委員4人と事務局員が出席し、令和3年度の運営計画案について審議。指導者の養成・研修について、2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止した道社会教育セミナーを6月3日から2日間日程で開催することなどを提案。協議では、道民カレッジの今後の方向性について話し合い、委員からは「プロジェクトチーム(PT)を立ち上げて検討してみてはどうか」などの意見が挙がった。

 センター部会は、道立生涯学習推進センターの事業運営に関する専門的な事項を検討し、検討結果を審議会に報告することを目的に、道教委の附属機関として設置。

 議事では、生涯学習推進センターグループの尾山清龍主査が2年度の道立生涯学習推進センター事業実施状況について、「コロナ禍で中止になったものもあったが、工夫を凝らして実施できた」と報告した。

 続けて、3年度の運営計画案を提案。運営方針と運営の重点について変更せず、「本道の広域性に対応したICT活用による研修体制の整備を重視していく」とした。

 事業の年間計画については、当面する課題に関する調査研究(3ヵ年計画の3年目)のほか、障がい者の生涯学習に関する委託研究(3ヵ年研究の2年目)などに取り組んでいくことを報告した。

 指導者の養成・研修については、6月3日から2日間、道社会教育セミナーを開催する。共催研修事業では、9月中旬から下旬にかけ、道内4ブロックで社会教育主事等研修会などを実施する。

 学習情報の提供・相談について、家庭教育相談が火~木曜日に変更。今後、センターが所管する教育相談は5年3月1日で終了することを伝えた。

 続いて、久末考勇主査が道民カレッジについて3年度以降の方向性を提案。

 このあと委員らが協議。道民カレッジの方向性に関する内容については、「分かりやすく整理されていてよかった」などと高評価。 一方で、「さらに講座内容などを充実させていくためにも、今後、プロジェクトチームを立ち上げて検討してみてはどうか」との意見も挙がっていた。

(道・道教委 2021-03-09付)

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