道教委 がくえんネット情報共有会 役職別交流等で活用を 京都市・吉川指導主事提案
(道・道教委 2021-03-10付)

道教委学園ネット情報共有
50人が参加した

 道教委は5日、義務教育学校や小中一貫教育を予定している市町村教委などをつないで、学園ネットワークコミュニティ(がくえんネット)研究実践事業第2回情報共有会をオンラインで開催した。約50人が参加。中標津町立計根別学園の村上玄一郎校長が実践発表を行ったほか、アドバイザーを務める京都市教委の吉川康浩首席指導主事が指導助言を行い「役職別の交流会も開催してみてはどうか」などと提案した。

 事業は、昨年11月から義務教育学校間の連携をより密にし、日常的に意見交換できるネットワークを構築するため、Google社が提供するビジネスツール「G Suite」を活用した取組。情報共有会としてオンライン上で情報共有を図るための情報掲示板や知恵ぶくろを設定して交流している。

 情報共有会は、Google Meetで実施。積極的に活用できるよう、実践事例や学校間での交流、アドバイザーからの助言によって理解を深め、さらなる取組の充実に資することを目的とした。

 冒頭、義務教育課の青木順一課長補佐があいさつ。「がくえんネットの機能をうまく活用しながら、横のつながりを大切にして、道内の義務教育学校の活性につなげてほしい」と求めた。

 続いて村上校長が、がくえんネットコンテンツの活用について発表。

 「入力などを一般教職員全員で役割分担している」と、日常の活用方法を説明。「自校の教育活動を発信できれば」と、今後も積極的な活用を図っていくことを伝えた。

 このあと、コンテンツの活用に当たって交流。各グループから、「各学校によって環境や立地状況などが様々。互いの現状を知っていけたら」「コンテンツをみるたび、義務教育学校にとって必要な情報をもっと得られたら」などの感想が挙がった。

 最後に、アドバイザーの吉川首席指導主事が「非常によい取組」と評価し、今後、交流会をコンパクトにして開催することや役職別での交流会開催、設置候補の学校などに積極的に参加を促すことなどを助言した。

(道・道教委 2021-03-10付)

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