道教委　教育費追加補正案　校務支援システム更新　高校トイレ洋式率８０％に

（道・道教委 2021-03-09付）

　道教委は、開会中の第１回定例道議会に追加提出する教育費補正予算案を発表した。高校大規模改造費に１１億７８８２万円を計上し、道立高校における生徒用トイレの洋式率を８０％に整備。令和４年度の高校の新学習指導要領の実施や新型コロナウイルス感染症に対応するため、道公立学校校務支援システムに必要な機能を追加する。

　教育費の補正額は１７億１６２４万円の減額補正で、既計上額との合計は３９８６億９７９６万円。

　高校大規模改造費に１１億７８８２万円を計上。感染防止を図るための環境整備として、道立高校９６校において生徒用トイレの洋式化を進め洋式率を８０％に引き上げる。

　道公立学校校務支援システム構築事業費には１億９７９９万円を計上。道立学校すべてに導入している校務支援システムの仕様を変更し、感染者の情報や病欠理由の即時集計など、感染症に対応した機能を追加。また、４年度から高校の新学習指導要領が年次進行で実施されることを踏まえ、道立高校の追検査に関する入力項目（出願者、合格者、成績など）を追加する。

　減額補正の総額は計３０億９３０７万円。公立高校修学支援金の支給見込み者数の減、国庫補助対象事業や各事業の執行額確定に伴う減額となっている。

(道・道教委 2021-03-09付)