長期休業中のエコ活動　明かり消す９割超　札幌市　エコライフレポート

（札幌市 2021-03-05付）

　札幌市環境局は、令和２年度の夏季・冬季休業期間中におけるエコライフレポートの結果をまとめた。児童生徒が休業期間中に多く取り組んだ項目は「使わない部屋の明かりを消す」で夏季・冬季いずれも９割を超えた。児童生徒のエコ活動によって、二酸化炭素を４５２万８８３２㌔㌘削減した。

　エコライフレポートは、平成１９年度から実施している。家庭内で身近にできるエコ活動を記載したチェック表を各学校で夏季・冬季休業期間中に配布。小学１～３年生の低学年用と４～６年生の高学年用、中学生用の３種類について、児童生徒に活用してもらうことで、エコ活動を意識した実践を行うよう働きかけている。

　レポートは、環境局で集計。児童生徒の取組の成果として、各校へ二酸化炭素削減量を記載した認定証を発行している。

　２年度は、夏季休業期間中に１２万４８７４人、冬季休業期間中に１２万４９７７人の児童生徒が取り組んだ。

　夏季に最も取組の多かった項目は、小学校低学年が「冷蔵庫の扉をすぐ閉める」で９１％、小学校高学年と中学生は「使わない部屋の明かりは消す」でそれぞれ９０％以上が取り組んだ。

　続いて多かった項目は、小学校低学年が「使わない部屋の明かりを消す」で９０・８％、小学校高学年と中学生が「窓を開けて風を取り込む」だった。

　冬季に多くの児童生徒が取り組んだ項目は、小中学生共に「使わない部屋の明かりを消す」で取組率はいずれも９０％を超えた。

　次いで取り組んだ項目は、小学校低学年で「お湯が冷めないように時間を空けずにお風呂に入る」で８０・９％、小学校高学年と中学生は「買い物のとき、レジ袋をもらわずにマイバッグを持参する」で、いずれも８０％を超えた。

　取組の成果として、夏季１ヵ月間で１４７万７８９０㌔㌘、冬季１ヵ月間で３０５万９４２㌔㌘の二酸化炭素が削減できた。

(札幌市 2021-03-05付)