新規事業 CLASSプロジェクト 8校で探究型活動推進 道教委 連携など5つの視点
(道・道教委 2021-03-12付)

 道教委は3年度、新規に地学協働活動推進実証事業を実施する。「北海道CLASSプロジェクト」と名称を冠して、地域課題探究型のキャリア教育などを推進するため、地域や産業界等との連携・推進「Collaboration」や、学んだことを将来に生かす能力「Literacy」など、5つの視点を踏まえた取組を進める。研究指定校として、推進校・連携校計8校を選定する予定だ。

 事業は、地域と学校の連携・協働体制を整備し、活動を通じて「まち・ひと・しごと」と「学び」とのつながりづくりを図るもの。地域コーディネーターを配置し、高校と自治体や産業界をつないで地域課題探究型のキャリア教育などを推進する。

 研究課題は、「各研究指定校に配置する地域コーディネーターを中心とした、高校と地域の自治体や産業界等が連携・協働するコンソーシアムを構築する研究」など。

 道内4圏域から推進校4校、連携校4校を指定。指定期間は、令和3年度から3年間としている。

 事業の名称を「北海道CLASSプロジェクト」として展開。

 ①地域や産業界等との連携・推進「Collaboration」②学んだことを将来に生かす能力「Literacy」③大人と子どもが一体となった取組の推進「Adult」④生徒理解に基づく指導の充実「Student」⑤学校と地域の連携・協働の仕組みづくり「System」―の5つの視点を踏まえ、育成すべき資質・能力を明確にして研究を推進。5つの英単語の頭文字をとって「CLASS」とした。

 指定校では、地域コーディネーターや研究指定校校長、自治体の担当者、道知事部局、企業・経済団体などで構成する仮称・地学協働事業コンソーシアムなどの委員会等を設置。事業実施にかかる意思決定・統括、実施方法や年間計画の作成・提示、数値目標・指標の設定、成果や課題の明確化などを行う。

 また、地学協働活動全道指定校連携協議会を設置。年2回ずつ遠隔会議システムを活用して開催し、研究指定校間の連携を図る。

 地学協働活動地域フォーラムを年1回開催。最終年度に全道地学協働活動研究大会を開催する予定だ。

 研究成果は実践資料集としてまとめ、道教委ホームページに掲載する。

 なお、指定校は4月中にも決定する予定。

(道・道教委 2021-03-12付)

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